公的機関と民間機関
様々な種類がある金融機関は、大きく「公的機関」と「民間機関」の2つに分類できます。
・公的金融機関
筆頭は日本銀行です。
厳密には、日銀は認定法人なので国の機関ではありませんが、業務内容は極めて公共性が高いため、職員は「みなし公務員」という位置付けです。
また、政府の政策のために設立された全額政府出資の特殊法人「政府系金融機関」があります。
ただし、政府系金融機関は大掛かりな再編が決まり、08年10月からこれまであった「国民生活金融公庫」「中小企業金融公庫」などが統合され、「日本政策金融公庫」なに生まれ変わりました。
・民間金融機関
預金業務を行っている「預金取扱金融機関」と、預金業務を行わない「非預金取扱金融機関」に大別できます。
前者は銀行、信用金庫、信用組合などです。
後者は証券会社、保険会社、短資会社、ノンバンクなどになります。
普通銀行
民間の預金取扱金融機関は、「普通銀行」「信託銀行」「信用金庫」「信用組合」「労働金庫」「農協・漁協」「在日外国銀行」に分かれます。
普通銀行とは、比較的短期の貸出を中心に取り扱う銀行です。
それに対して、すでに破綻した日本長期信用銀行は日本債券信用銀行のように、長期の貸出を基軸とする銀行を「長期信用銀行」といいます。
ただし、06年4月に最後の長期信用銀行であるあおぞら銀行が普通銀行に転換したため、日本には長期信用銀行が1つもなくなっています。
普通銀行には、「都市銀行」「地方銀行」「第二地方銀行」などがあります。
段階的な民営化を進めている「ゆうちょ銀行」も、法律上は普通銀行です。
信託銀行や「共同組織金融機関」の信用金庫、信用組合、労働金庫、在日外国銀行については、いずれも預金取扱金融機関という共通点はあるものの、取扱商品や取引相手は少しずつ異なります。
新しい銀行
下記のように、従来の銀行と一線を画す新しいタイプの銀行も注目されています。
・インターネット銀行
店舗がなく、インターネット上で取引をする。
イーバンク銀行、ソニー銀行など
・中小企業向け銀行
一般の銀行より中小企業への貸出を重視。
日本振興銀行など
・モバイル銀行
支店を設けずにモバイルインターネット上に口座を開設。
じぶん銀行など
・インストア銀行
ショッピングセンターに設置し、利用者向けにサービスを展開。
イオン銀行など
・コンビニ銀行
支店を設けず、コンビニにATM網を展開。
セブン銀行など
・政府系金融機関の民営化銀行銀行
政府系金融機関が民営化に向けて統合して展開する新銀行。
日本政策金融公庫など
上記のように、ネット上ですべての手続きが行えるインターネット銀行や、コンビニにATMの店舗を設置したコンビニ銀行など、便利で利用している人もいると思います。
ショッピングセンターに店舗を設置したインストア銀行は、買い物ついでにお金の出し入れができる長所があり、これもとても便利です。
また、中小企業向け貸出を重視した「中小企業向け銀行」も、従来にない新たな形態の銀行です。

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